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docs/ch15-00-smart-pointers.html

+15-17
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -183,9 +183,8 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
183183
most often.
184184
-->
185185
<p><em>ポインタ</em>は、メモリのアドレスを含む変数の一般的な概念です。このアドレスは、何らかの他のデータを参照、または「指します」。
186-
Rustにおいて、最もありふれた種類のポインタは、参照であり、第4章で習いましたね。参照は、
187-
<code>&amp;</code>記号で示唆され、指している値を借用します。データを参照すること以外に特別な能力は何もありません。
188-
また、オーバーヘッドもなく、最も頻繁に使われる種類のポインタです。</p>
186+
Rustにおいて最もありふれた種類のポインタは参照です。参照については第4章で習いましたね。参照は<code>&amp;</code>記号で示唆され、指している値を借用します。データを参照すること以外に特別な能力は何もありません。
187+
また、オーバーヘッドもなく、ポインタの中では最も頻繁に使われます。</p>
189188
<!--
190189
*Smart pointers*, on the other hand, are data structures that not only act like
191190
a pointer but also have additional metadata and capabilities. The concept of
@@ -198,18 +197,18 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
198197
the data.
199198
-->
200199
<p>一方、<em>スマートポインタ</em>は、ポインタのように振る舞うだけでなく、追加のメタデータと能力があるデータ構造です。
201-
スマートポインタという概念は、Rustに特有のものではありません: スマートポインタは、C++に端を発し、
200+
スマートポインタという概念は、Rustに特有のものではありませんスマートポインタは、C++に端を発し、
202201
他の言語にも存在しています。Rustでは、標準ライブラリに定義された色々なスマートポインタが、
203202
参照以上の機能を提供します。この章で探究する一つの例が、<em>参照カウント</em>方式のスマートポインタ型です。
204-
このポインタにより、所有者の数を追いかけることでデータに複数の所有者を持たせることができ、
205-
所有者がいなくなったら、データの片付けをしてくれます</p>
203+
このポインタのおかげでデータに複数の所有者を持たせることができます。
204+
所有者の数を追いかけ、所有者がいなくなったらデータの片付けをしてくれるからです</p>
206205
<!--
207206
In Rust, which uses the concept of ownership and borrowing, an additional
208207
difference between references and smart pointers is that references are
209208
pointers that only borrow data; in contrast, in many cases, smart pointers
210209
*own* the data they point to.
211210
-->
212-
<p>所有権と借用の概念を使うRustで、参照とスマートポインタの別の差異は、参照はデータを借用するだけのポインタであることです;
211+
<p>所有権と借用の概念を使うRustにおいて、参照とスマートポインタにはもう1つ違いがあります。参照はデータを借用するだけのポインタなのです。
213212
対照的に多くの場合、スマートポインタは指しているデータを<em>所有</em>します。</p>
214213
<!--
215214
We’ve already encountered a few smart pointers in this book, such as `String`
@@ -219,10 +218,9 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
219218
and extra capabilities or guarantees (such as with `String` ensuring its data
220219
will always be valid UTF-8).
221220
-->
222-
<p>その時は、スマートポインタとは呼ばなかったものの、第8章の<code>String</code><code>Vec&lt;T&gt;</code>のように、
223-
この本の中でいくつかのスマートポインタに遭遇してきました。これらの型はどちらも、
224-
あるメモリを所有し、それを弄ることができるので、スマートポインタに数えられます。また、
225-
メタデータ(キャパシティなど)や追加の能力、あるいは保証(<code>String</code>ならデータが常に有効なUTF-8であると保証することなど)もあります。</p>
221+
<p>私達はすでに、この本の中でいくつかのスマートポインタに遭遇してきました。例えば第8章の<code>String</code><code>Vec&lt;T&gt;</code>です。ただし、私達はそれらをスマートポインタとは呼んでいませんでした。
222+
これらの型がどちらもスマートポインタに数えられるのは、あるメモリを所有しそれを弄ることができるからです。
223+
また、メタデータ(キャパシティなど)や追加の能力、あるいは保証(<code>String</code>ならデータが常に有効なUTF-8であると保証することなど)もあります。</p>
226224
<!--
227225
Smart pointers are usually implemented using structs. The characteristic that
228226
distinguishes a smart pointer from an ordinary struct is that smart pointers
@@ -234,7 +232,7 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
234232
why they’re important to smart pointers.
235233
-->
236234
<p>スマートポインタは普通、構造体を使用して実装されています。スマートポインタを通常の構造体と区別する特徴は、
237-
スマートポインタは、<code>Deref</code><code>Drop</code>トレイトを実装していることです。<code>Deref</code>トレイトにより、スマートポインタ構造体のインスタンスは、
235+
スマートポインタが<code>Deref</code><code>Drop</code>トレイトを実装していることです。<code>Deref</code>トレイトにより、スマートポインタ構造体のインスタンスは、
238236
参照のように振る舞うことができるので、参照あるいはスマートポインタのどちらとも動作するコードを書くことができます。
239237
<code>Drop</code>トレイトにより、スマートポインタのインスタンスがスコープを外れた時に走るコードをカスタマイズすることができます。
240238
この章では、どちらのトレイトについても議論し、これらのトレイトがスマートポインタにとって重要な理由を説明します。</p>
@@ -244,9 +242,9 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
244242
libraries have their own smart pointers, and you can even write your own. We’ll
245243
cover the most common smart pointers in the standard library:
246244
-->
247-
<p>スマートポインタパターンがRustにおいてよく使われる一般的なデザインパターンだとして、この章では、全ての既存のスマートポインタを講義しません
248-
多くのライブラリに独自のスマートポインタがあり、自分だけのスマートポインタを書くことさえできます
249-
標準ライブラリの最もありふれたスマートポインタを講義します:</p>
245+
<p>スマートポインタパターンがRustにおいてよく使われる一般的なデザインパターンであることを考えれば、この章で既存のスマートポインタを全て取り扱うことなどできません
246+
多くのライブラリに独自のスマートポインタがあり、自分だけのスマートポインタを書くことさえできるのです
247+
ここでは標準ライブラリの最もありふれたスマートポインタを取り扱っていきます。</p>
250248
<!--
251249
* `Box<T>` for allocating values on the heap
252250
* `Rc<T>`, a reference counting type that enables multiple ownership
@@ -263,8 +261,8 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
263261
type exposes an API for mutating an interior value. We’ll also discuss
264262
*reference cycles*: how they can leak memory and how to prevent them.
265263
-->
266-
<p>さらに、不変な型が、内部の値を可変化するAPIを晒す<em>内部可変性</em>パターンについても講義します
267-
また、<em>循環参照</em>についても議論します: 循環参照により、メモリがリークする方法とそれを回避する方法です</p>
264+
<p>さらに、<em>内部可変性</em>パターンも扱います。そこでは不変な型が、内部の値を変更するためのAPIを公開するのです
265+
また、<em>循環参照</em>についても議論します。つまり、循環参照によっていかにしてメモリがリークするのか、そしてどうやってそれを回避するのかを議論します</p>
268266
<!--
269267
Let’s dive in!
270268
-->

docs/print.html

+15-17
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -26546,9 +26546,8 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
2654626546
most often.
2654726547
-->
2654826548
<p><em>ポインタ</em>は、メモリのアドレスを含む変数の一般的な概念です。このアドレスは、何らかの他のデータを参照、または「指します」。
26549-
Rustにおいて、最もありふれた種類のポインタは、参照であり、第4章で習いましたね。参照は、
26550-
<code>&amp;</code>記号で示唆され、指している値を借用します。データを参照すること以外に特別な能力は何もありません。
26551-
また、オーバーヘッドもなく、最も頻繁に使われる種類のポインタです。</p>
26549+
Rustにおいて最もありふれた種類のポインタは参照です。参照については第4章で習いましたね。参照は<code>&amp;</code>記号で示唆され、指している値を借用します。データを参照すること以外に特別な能力は何もありません。
26550+
また、オーバーヘッドもなく、ポインタの中では最も頻繁に使われます。</p>
2655226551
<!--
2655326552
*Smart pointers*, on the other hand, are data structures that not only act like
2655426553
a pointer but also have additional metadata and capabilities. The concept of
@@ -26561,18 +26560,18 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
2656126560
the data.
2656226561
-->
2656326562
<p>一方、<em>スマートポインタ</em>は、ポインタのように振る舞うだけでなく、追加のメタデータと能力があるデータ構造です。
26564-
スマートポインタという概念は、Rustに特有のものではありません: スマートポインタは、C++に端を発し、
26563+
スマートポインタという概念は、Rustに特有のものではありませんスマートポインタは、C++に端を発し、
2656526564
他の言語にも存在しています。Rustでは、標準ライブラリに定義された色々なスマートポインタが、
2656626565
参照以上の機能を提供します。この章で探究する一つの例が、<em>参照カウント</em>方式のスマートポインタ型です。
26567-
このポインタにより、所有者の数を追いかけることでデータに複数の所有者を持たせることができ、
26568-
所有者がいなくなったら、データの片付けをしてくれます。</p>
26566+
このポインタのおかげでデータに複数の所有者を持たせることができます。
26567+
所有者の数を追いかけ、所有者がいなくなったらデータの片付けをしてくれるからです。</p>
2656926568
<!--
2657026569
In Rust, which uses the concept of ownership and borrowing, an additional
2657126570
difference between references and smart pointers is that references are
2657226571
pointers that only borrow data; in contrast, in many cases, smart pointers
2657326572
*own* the data they point to.
2657426573
-->
26575-
<p>所有権と借用の概念を使うRustで、参照とスマートポインタの別の差異は、参照はデータを借用するだけのポインタであることです;
26574+
<p>所有権と借用の概念を使うRustにおいて、参照とスマートポインタにはもう1つ違いがあります。参照はデータを借用するだけのポインタなのです。
2657626575
対照的に多くの場合、スマートポインタは指しているデータを<em>所有</em>します。</p>
2657726576
<!--
2657826577
We’ve already encountered a few smart pointers in this book, such as `String`
@@ -26582,10 +26581,9 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
2658226581
and extra capabilities or guarantees (such as with `String` ensuring its data
2658326582
will always be valid UTF-8).
2658426583
-->
26585-
<p>その時は、スマートポインタとは呼ばなかったものの、第8章の<code>String</code>や<code>Vec&lt;T&gt;</code>のように、
26586-
この本の中でいくつかのスマートポインタに遭遇してきました。これらの型はどちらも、
26587-
あるメモリを所有し、それを弄ることができるので、スマートポインタに数えられます。また、
26588-
メタデータ(キャパシティなど)や追加の能力、あるいは保証(<code>String</code>ならデータが常に有効なUTF-8であると保証することなど)もあります。</p>
26584+
<p>私達はすでに、この本の中でいくつかのスマートポインタに遭遇してきました。例えば第8章の<code>String</code>や<code>Vec&lt;T&gt;</code>です。ただし、私達はそれらをスマートポインタとは呼んでいませんでした。
26585+
これらの型がどちらもスマートポインタに数えられるのは、あるメモリを所有しそれを弄ることができるからです。
26586+
また、メタデータ(キャパシティなど)や追加の能力、あるいは保証(<code>String</code>ならデータが常に有効なUTF-8であると保証することなど)もあります。</p>
2658926587
<!--
2659026588
Smart pointers are usually implemented using structs. The characteristic that
2659126589
distinguishes a smart pointer from an ordinary struct is that smart pointers
@@ -26597,7 +26595,7 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
2659726595
why they’re important to smart pointers.
2659826596
-->
2659926597
<p>スマートポインタは普通、構造体を使用して実装されています。スマートポインタを通常の構造体と区別する特徴は、
26600-
スマートポインタは、<code>Deref</code>と<code>Drop</code>トレイトを実装していることです。<code>Deref</code>トレイトにより、スマートポインタ構造体のインスタンスは、
26598+
スマートポインタが<code>Deref</code>と<code>Drop</code>トレイトを実装していることです。<code>Deref</code>トレイトにより、スマートポインタ構造体のインスタンスは、
2660126599
参照のように振る舞うことができるので、参照あるいはスマートポインタのどちらとも動作するコードを書くことができます。
2660226600
<code>Drop</code>トレイトにより、スマートポインタのインスタンスがスコープを外れた時に走るコードをカスタマイズすることができます。
2660326601
この章では、どちらのトレイトについても議論し、これらのトレイトがスマートポインタにとって重要な理由を説明します。</p>
@@ -26607,9 +26605,9 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
2660726605
libraries have their own smart pointers, and you can even write your own. We’ll
2660826606
cover the most common smart pointers in the standard library:
2660926607
-->
26610-
<p>スマートポインタパターンがRustにおいてよく使われる一般的なデザインパターンだとして、この章では、全ての既存のスマートポインタを講義しません
26611-
多くのライブラリに独自のスマートポインタがあり、自分だけのスマートポインタを書くことさえできます
26612-
標準ライブラリの最もありふれたスマートポインタを講義します:</p>
26608+
<p>スマートポインタパターンがRustにおいてよく使われる一般的なデザインパターンであることを考えれば、この章で既存のスマートポインタを全て取り扱うことなどできません
26609+
多くのライブラリに独自のスマートポインタがあり、自分だけのスマートポインタを書くことさえできるのです
26610+
ここでは標準ライブラリの最もありふれたスマートポインタを取り扱っていきます。</p>
2661326611
<!--
2661426612
* `Box<T>` for allocating values on the heap
2661526613
* `Rc<T>`, a reference counting type that enables multiple ownership
@@ -26626,8 +26624,8 @@ <h1><a class="header" href="#スマートポインタ" id="スマートポイン
2662626624
type exposes an API for mutating an interior value. We’ll also discuss
2662726625
*reference cycles*: how they can leak memory and how to prevent them.
2662826626
-->
26629-
<p>さらに、不変な型が、内部の値を可変化するAPIを晒す<em>内部可変性</em>パターンについても講義します
26630-
また、<em>循環参照</em>についても議論します: 循環参照により、メモリがリークする方法とそれを回避する方法です。</p>
26627+
<p>さらに、<em>内部可変性</em>パターンも扱います。そこでは不変な型が、内部の値を変更するためのAPIを公開するのです
26628+
また、<em>循環参照</em>についても議論します。つまり、循環参照によっていかにしてメモリがリークするのか、そしてどうやってそれを回避するのかを議論します。</p>
2663126629
<!--
2663226630
Let’s dive in!
2663326631
-->

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