CLCLCL - クリップボード履歴ツール
JavaVM上で動作するクリップボード履歴ツールです。ターゲットOSは、Ubuntuですが、Windows上で動作させることも可能です。
http://sourceforge.net/projects/clclcl/ から最新版バイナリをダウンロードします。 ダウンロードしたファイルを解凍すると、ディレクトリが作成され、そのディレクトリ内に以下のようなファイルが含まれています。
ChangeLog
README
clclcl
clclcl-menu-open
clclcl-standalone.jar
clclcl.bat
logging.properties
作成されたディレクトリを、任意のディレクトリ(/usr/local/ の下など)にコピーします。
ださい。
実行されると、システムトレイ内にCLCLCLのアイコンが表示されます。起動後、クリップボードを監視し履歴を保存します。
れます。
クリップボード履歴 : 履歴の項目を選択すると、選択した文字列をクリップボードにコピーします。
テンプレート文字列メニュー : 初期は空になっていると思います。
終了 : exitを選択するとCLCLCLを終了します。
システム→設定→自動起動するアプリを選択し、自動起動するアプリの設定ウィンドウを開きます。 追加ボタンで、CLCLCLを登録します。コマンドは、<CLCLCLインストールディレクトリ>/clclcl を指定します。
グローバルキーバインドを設定して、キーボードだけで、CLCLCLのメニューを表示する設定です。メニューを開くキーバインドを利用しない場合は 設定する必要がありません。 システム→設定→キーボード・ショートカットを選択しキーボードショートカットの 設定ウィンドウを開きます。 追加ボタンで独自のショートカットキーを追加します。名前は、CLCLCL Menu Open。コマンドは、 <clclclインストールディレクトリ>/clclcl-menu-open を指定します。 追加したショートカットのショートカットのキーをクリックして、Alt+1 などのキーを押します。
いくつかの項目を設定することにより、CLCLCLの動作を設定できるようになっています。 動作設定ファイルは、$HOME/.clclcl/clclcl.conf です。
{:list-max 30,
:font-name "VL Pゴシック",
:font-size 12,
:watch-interval 3000,
:server-port 10000}
:list-name |メニューに表示するクリップボードの履歴の項目数 |30 :font-name |メニューのフォント名 |VL ゴシック :font-size |メニューのフォントサイズ |12 :watch-interval |クリップボードを監視する間隔(ミリ秒) |3000 :server-port |メニューを開くキーバインドに利用する受付ポート番号 |10000
テンプレート文字列の設定方法です。 テンプレート文字列の定義ファイルは、$HOME/.clclcl/templates.clj です。
[
{:name "メールアドレス" :data "[email protected]"}
{:name "foo" :data "huga"}
"test"
{:name "今日の日付" :data (fn [] (.. (java.text.SimpleDateFormat. "yyyy/MM/dd") (format (java.util.Date.))))}
{:name "ハロー" :data (fn [] (. javax.swing.JOptionPane (showMessageDialog nil "hello"))))}
]
ClojureのVector形式で指定します。テンプレート文字列の各要素は、文字列または、:nameと:dataを含むMapを指定します。 Mapで指定する場合の:data に指定する値は、文字列またはclojureの関数です。 例えば、以下の要素を定義しておいて、テンプレート文字列から「今日の日付」を選択すると、その時に(fn [] ...)の部分が評価され、 評価した結果である日付文字列がクリップボードにコピーされます。
{:name "今日の日付" :data (fn [] (.. (java.text.SimpleDateFormat. "yyyy/MM/dd") (format (java.util.Date.))))}
メニューを開くキーバインドの他に、メニューを開いた後、以下のキーバインドが利用できます。
j |選択項目を下に移動する k |選択項目を上に移動する h |選択項目を左に移動する l |選択項目を右に移動する Ctrl-m |選択を確定する Ctrl-[ |メニューを閉じる(キャンセル)